久々に本のレビューでも。

icon:icon_marimo3日坊主のはずが、4日目に突入しようとしています。marimoです。...といって、今日、雨が降っても私のせいにしないでくださいましねっ。icon:rain_02icon:rain_02icon:rain_02

私の中で妙なブームがあって、ここ数ヶ月は読書モードに入っております。(たいてい、読書→映画→ボケーッicon:panda_08 を2・3カ月サイクルで繰り返しております)


■闇の子供達

映画化されて話題になったので、既読の方も多いのではないでしょうか。ヤン・ソギル氏の「闇の子供たち」。映画ではとても描けそうにないぐらい、グロい内容満載です。

タイの山岳地帯。貧困のために、実の親にわずか8歳で売春宿へ売られた女の子。わずか8歳です。彼女のほかにも登場する幼児たちは、10歳前後がほとんど。そんな幼すぎる子供たちが背負った運命は、あまりにも酷すぎて思わず吐き気をもよおしてしまいそうになるぐらい。
金をもった幼児性愛者(ペドファイル)たちはヨーロッパや日本などから集まって、彼女たち(男児も含む)を玩具、いや、それ以下のものとして扱う。自分たちの快楽のために彼女たちに薬を使ったり、暴力をふるうことも厭わない。
モラルとか情とかそういうものを微塵も感じさせない大人達にいたぶられて、子供たちは死んでいったり、はたまたエイズを発症し、ゴミ袋に入れて生きたまま捨てられる。


■幼い娼婦だった私へ

もう一冊は、カンボジア〜タイ・ベトナムを中心に活動しているNGO「アフェシップ」の創設者でもあり、自らも虐待・拷問・人身売買・子供買春の犠牲者であったソマリー・マムさんの「幼い娼婦だった私へ」。

貧困のせいで、両親と幼くして生き別れ、見知らぬ老人の養女となり、14・15歳で老人の指示により結婚させられ、まもなく売春宿へ売り飛ばされてしまう。それまでにも暴力・レイプの被害を受けて傷ついていた彼女は、売春宿でさらなる暴行を受け、身体を売り続ける。それでも「私が他の少女たちを救わなければ!」という使命感を胸に、お客さんとして知り合ったフランス人と結婚。売春宿で泣いている少女たちを救うために活動を始める。

 


この2冊のほかにも、何冊かのアジアの幼児売買春について書かれた本を読んだので、どちらの後書きにあったのか忘れてしまいました。うる覚えのため言い回しも異なりますが、このような一節が心に残っています。

例えば私たちが100円ショップで「安いから」と購入する商品たち。その後ろに、強い者が弱い者へと行う搾取のもとに作られた背景がないでしょうか。


アジアで作れば安いから。。の名のもとに。

幼い頃、大人たちが話していました。
「フィリピンやタイに行けば女なんて安く買える、物価が安いんだから、それでも向こうにしてみりゃ大金だ。自分たちは現地の人助けをしているようなもんだ」

こう並べてしまうと物と人を一緒にするような言い方で心苦しいですが、「安いから」って言うのは買う側の勝手な理屈。
まして、幼い子供が喜んで性的なサービスを行うはずがありません。彼女らは、食べるものを制限され、一切の行動の自由を奪われ、逆らえば死さえかいま見られるほどの暴力のもと、働かされているのです。
お客さんに対して微笑むのは、そうしないと命の危険を感じるから。

そして、「安い」というそのお金さえ、ほとんど、彼女・彼らの手には渡っていません。

「闇の子供たち」は小説という形態をとっていますが、他のノンフィクションを読めば読むほど、事実に近いと感じさせられます。